【ケンズファクトリー】が本場アメリカで人気の理由とは!?

ディーラーメカニックなどで経験を積み、1990年に「ケンズファクトリー」を立ち上げた永井健次氏が、カスタムビルダーとして頭角を表すまでにさほど時間はかからなかった。個性あふれるチョッパーを次々を製作し、数々のカスタムショーで高い評価を得たのだ。永井氏が製作するカスタムは、どれもデザインやスタイルだけでなく“パフォーマンス”にもこだわっていることが特徴で、決して見た目やカスタムの技法にこだわるだけに終わらず、存分に走りを楽しめることが信条。そんなモノ作りが認められ、本場アメリカのカスタムショーでも高い評価を得たのだ。

見た目はもちろん、圧倒的な情報量!!

高年式のハーレーに対応するパーツを積極的にリリースしているケンズだが、アメリカで「ケンズファクトリーUSA」を設立して以降、「アレンネス」や「パフォーマンスマシン」といった老舗メーカーと競合するブランドとして海外でも人気を博している。中でもツーリングモデル用のラインアップである「NEXT LEVEL」シリーズは、いままさに現地でベストセラー商品となっているのだ。2017年にハーレーの現行型OHVエンジン、「ミルウォーキーエイト」がデビューしたワケだが、いち早くミルウォーキーエイトに対応するパーツを数多くリリース。その素早さもさることながら、ほかのメーカーとケンズが決定的に違うのは、デザインとハイクオリティな作りだろう。上に紹介しているミルウォーキーエイトエンジンに装着されたケンズオリジナルのエンジンカバー群を見れば一目瞭然だが、ロッカーカバーの形状を大胆に作り変えて雰囲気を一変させているほか、この圧倒的なまでの情報量の多さは間違いなく世界トップレベル。人気が出るのも納得である。
2024年以降のツアラーに対応するパーツが続々!!



スタイルを一新した2024年モデルの「ロードグライド」と「ストリートグライド」に対応するパーツ開発にいち早く着手。現在そのパーツを続々とリリース中だ。現在アメリカで大ヒット中の「NEXT LEVELエアクリーナーキット」は、バックプレートを2024年モデルに合わせて新設計し、専用モデルとして発売。また、以前のモデルよりもスポーティかつコンパクトにした「NEXT LEVELミディアムサイズ フロアボード」もヒット中。それにデザインを合わせたシフト、ブレーキ用ペグなども注目だ。

いまアメリカで爆発的にヒットしているスケルトン仕様のハイフローエアクリーナー。マシン仕上げとブラック仕上げのほか、インナープレートを差し色的に演出できるゴールドとレッドを用意。2023年以降の「CVOロードグライド」と「CVOストリートグライド」、2024年以降の「ロードグライド」と「ストリートグライド」に対応する

あああああああ純正と比較して吸入効率の高いNXTエアクリーナーキットだが、さらにフィルターを1.5倍の幅3インチにアップグレードできるキットが登場。排気量アップなどでパワーを上げたエンジンには必需品だ


従来のケンズ製フロアボードよりもコンパクトにデザインしたスポーティなミディアムサイズ。最適なライディングポジションとグリップ力に優れたカットを採用し、見た目だけでなくフィーリングが向上する

ケンズ製シフターレバーとブレーキアームに装着可能なミディアムサイズのフロアボードに合わせたデザインのペグ。ボードと色を合わせると車体のワンポイントに効果大!!


ミディアムサイズ フロアボードにマッチしたデザインのペグボード。パッセンジャー用のペグとして使用できるのはもちろん、バータイプのペグを採用するツアラー以外のモデルにもセット可能。スプライン設計により、角度をつけてもシッカリと固定できる。足の踏ん張りが効くグリップ力の高いデザインも魅力だ


ボリューム感ある新デザインとなった新型サドルバッグだが、そのヒンジ部分は金属製ではなくなったため質感に欠けることも事実。そこでアルミ削り出しの高品質なパーツに交換するだけで印象を大きく変えることができる。アルマイトは3色から選ぶことが可能だ