ハーレー乗りの定番ボトムス、“ジーンズ”の基礎知識 その1
ジーンズの定番スタイルを解剖
アメリカンカジュアルの代表的なアイテムであり、バイク乗りにとっても身近なウエアであるジーンズ。最も一般的なのが「5ポケット」と呼ばれる、フロントに2つ、バックに2つ、さらにコインポケットと5つのポケットをもったモデルだ。このジーンズの基本スタイルを解剖していく。ちなみに「デニム」という語はあくまで生地のことを指すので、デニムパンツもしくはジーンズと表記するのが正解。
トップボタン
フロントボタンの一番上にあるボタンのこと。ボタンの表面にブランドロゴをあしらったり、月桂樹をデザインしたものなど、形状は様々
ベルトループ
ウエストの上部に付くベルトを通すループ(輪)。旧いジーンズはサスペンダーを使用していたが、ベルトが一般的になってから採用されるようになったディテール
コインポケット
フロントポケットの内側に設けられた小さなポケット。コインを入れるためのものだが、もとは懐中時計を入れるためのもの
フロントポケット
ジーンズのフロント両サイドにつくポケット。カウボーイがはくパンツにも同じ形状のものがつくことから、ウエスタンポケットとも
パッチ
ジーンズの背面、右のベルトループ付近に取り付けられるレザー製もしくは紙製のラベル。これに社名やトレードマーク、サイズなどを表記している
ヒップポケット
ジーンズの背面に縫い合わされたポケット。バックポケットとも呼ばれる。ブランドごとにデザインステッチが施されるなどアイコン的な意味をもつ部分
バックヨーク
ジーンズの背面のウエストバンド下にある台形や三角形の切り返し部分。ウエストからヒップへかけたラインがよりフィットするよう立体に仕上げる役割をもつ
ジーンズをじっくり見てみると、こうした特徴的なディテールがあることが分かる。次回もジーンズならではのディテールを紹介していく。