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【ダイナ カスタム ファイル】ドラッグレースもこなす実力派!!

ダイナ ローライダー ドラッグレース カスタム

2005年モデルの“FXDLダイナ ローライダー”に新車から乗り続けているというオーナーが埼玉のカスタムショップ「45ディグリーズ」と相談しつつ、コツコツと作り上げてきた一台。オーナーが目指したのはズバリ、エンジンだけでなく車体など、すべてを含めた“総合的なパフォーマンスの向上”だ。もともと4輪でドラッグレースを楽しんでいたオーナーだが、ハーレーでもやってみたいと、この仕様に落ち着いたという。

直線のみを走るドラグレースとはいえ、単にお金をかければ速くなるというワケではなく、パワーのあるバイクを乗りこなせなければ、結局は良い結果は残せない。そのため、この車両はエンジンだけでなく、GCBチェリアーニ製フロントフォークにハイパープロ製リアショック、さらに前後ホイールはGLIDE製に交換するなど、車体面も抜かりなく手が入れられている。

96キュービックインチ(1606cc)にボアアップしたエンジンに加え、随所にハイパフォーマンスパーツを採用し、ツーリングはもちろんドラッグレースまでマルチに楽しめる仕上がり。シックな色のフレイムスはスポーティなスタイリングに絶妙にマッチ。派手さこそないものの、パフォーマンスを匂わせるAPレーシング製キャリパーと大径ローターを組み合わせた迫力のブレーキまわりなど、硬派なパーツチョイスによってマニアをも唸らせるツウ好みな一台が完成した。

取り外し可能なビキニカウルは、オーナーいわく「アメリカンらしくないビジュアルが気に入っている」という。ほかの外装とそろえられたフレイムスのグラフィックでペイントを施すことで、違和感はまったくない。

45ディグリーズオリジナルのメーターパネルが目を引くハンドルまわり。ピボット製のシフトライト付きタコメーターが中央に鎮座し、油温計や燃料計を追加。計5つのメーターが並んだ雰囲気は、まるで戦闘機のコックピット。メカメカしいルックスが男心をくすぐる。

換装されたHSRキャブレターにはピンストライプを入れたハイパーチャージャーをドッキング。45ディグリーズでは定番となっているセットアップで、スタートダッシュのよさは折り紙付きだ。

T.P.P.製のVPクラッチを装着。クラッチ操作が軽くなるほか、キレもよくなるため、軽快かつパワフルな走りが可能になったとか。スケルトンなカバーをあしらうことで露わになったメカニカルなルックスもクールだ。

迫力あるルックスのバンス&ハインズ製2in1マフラーをチョイス。重低音サウンドも魅力でストリートからレースまで幅広いシーンに対応。クラッチはベイカー製のキットを用いて油圧化している。

45ディグリーズが扱うハイパープロ製リアショックに交換。単に高性能パーツに交換するだけでなく、スプリングそのものに品番をピンストライプで落とし込むなど、いかにもアメリカっぽいドレスアップが本場のレースシーンを思わせる。そんなツウ好みなディテールがマニアックだ。

【DATA】

取材協力/45ディグリーズ TEL048-288-5651

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