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ツーリングファミリーってどんなハーレー? 2020年モデルや特徴、カスタムなど徹底紹介

長距離を快適に走行するための性能や装備を与えられたツーリングファミリー。充実した旅を高次元で実現してくれる、頼りになるシリーズだ。2019年式から114ciミルウォーキーエイトエンジンや、新型インフォテインメントシステムを採用。さらに2020年モデルでは最新の電子制御システムを搭載するなど、ハーレーのフラッグシップだ。

ツーリング(TOURING)ファミリーの特徴

ハーレーが展開するファミリーのうち、アメリカ大陸を横断するような長距離ツーリングに対応したツーリングファミリー。快適な乗り味に加え、これぞハーレー! という堂々としたスタイリングも魅力だ。

アメリカ大陸を快適に走破するためのモーターサイクル


今でこそ、いくつかのメーカーからロングツーリングを可能にするバイクが発売されているが、排気量が大きなエンジンと太いタイヤ、風圧を軽減するフェアリング、荷物を収納するバッグを組み合わせたのは、ハーレーが元祖。それだけに、長距離を走っても快適で疲れにくく、さらに退屈しないようにするさまざまな工夫が凝らされている。

快適な走りを追求して進化

1941年「排気量を拡大し、16インチホイールを標準採用」

<FL1200>


アメリカが第2次世界大戦に参戦する直前に発売されたFL1200は、OHVエンジンの排気量を1000ccから1200ccに拡大。さらに、前後18インチのタイヤサイズを、クッション性の高いワイドな16インチに変更。余裕のエンジン性能と快適な乗り心地を手に入れた。

1949年「油圧式のフロントフォークを採用」

<FL ハイドラグライド>


油圧(=ハイドロ)式のテレスコピックフォークを採用。それまでの摩擦式のダンパーとむき出しのフォークスプリングを組み合わせていたスプリンガーフォークに勝るスムーズさで、乗り心地がよくなっただけでなく、高速走行での安定性も格段に向上した。

1958年「リアサスとスイングアームを装備」

<FL デュオグライド>


クッション性のあるタイヤと可動式のシートで乗り心地を確保していたハーレーが、リアにスイングアームを備えたのは1958年のFLから。前後にサスペンションを装着し、滑る(=グライド)ような乗り心地を実現したことから、デュオグライドと名付けられた。

1980年「ラバーマウントフレームを採用」

<FLT ツアーグライド>

エンジンの振動は、心地よく感じる反面、長距離ツーリングでは疲労の原因となる。そこで、1980年に登場したFLTツアーグライドでは、クルマのようにゴム(=ラバー)を介してエンジンを車体に搭載するラバーマウントフレームを採用し、快適さがさらに向上。

2020年「エンジン変更にともないフレームも強化」

<ストリートグライドスペシャル>

2000年代のはじめ、アメリカ西海岸でサドルバッグを備えたツーリングモデルの車体をローダウンするとともに、大径ホイールを組み合わせたバガースタイルが流行。それを採り入れたのが、2006年に登場したストリートグライドだ。2015年にはオーディオを上級モデルと同じ仕様にアップグレードしたストリートグライドスペシャルへと発展した。


荷物を満載してもビクともしないフレーム。エンジン性能の向上に合わせてフレームも強化された。

フェアリングは防風性の高いものに

<バットウイングフェアリング>

1970年代のエレクトラグライドから受け継がれているバットウイングフェアリング(いわゆるヤッコカウル)。現行モデルでは、開閉式のベンチレーターを備える。

<シャークノーズフェアリング>

1980年式FLTツアーグライドで採用された大型カウル。直接フレームに取り付けられる構造のためハンドルまわりが軽く、操縦性が軽快なのも特徴だ。

最新の電子制御システムを搭載



ツーリングファミリーは’19年からオーディオシステムが充実し、ツーリングの快適さが向上。さらに’20 年からトラクションコントロールやコーナリングABS などの最新の電子制御システムを採用。より安心してコーナリングやブレーキングが可能になった。

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