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ガレージを夢で終わらせないための基礎知識(2)

ガレージを設置する条件

ライダーにとって“ガレージ”とは、愛車を雨風から避ける単なる車庫ではなく、好きなモノに囲まれて特別な時間を過ごす、秘密基地のような空間だ。そんな憧れのガレージオーナーになるためには、単純にガレージを購入すればOK……というわけではない。
ここではガレージ導入にあたって、まず必要となる設置スペースと最適なガレージの種類について考えてみよう。

どんな場所に置けばいいのか?

ガレージを設置したいと思ったら、まずは設置する場所の確保が必要。ガレージ設置スペースがどのくらいあるのかによって、選択するガレージの種類が変わってくる。そのためまずはどの程度の敷地を確保できるかを考えてみよう。また、これから家を建てる人は、ガレージにどのくらいスペースを割けるのかもあらかじめ考えておくいい。

ガレージを持つためには、スペースの確保が第一の課題だ。自宅を新築する人は設計段階でガレージ設置スペースも考慮しておくといいだろう

ガレージを設置できる場所とは?

設置を予定している場所の地面の状態、例えば道路などに対する接道状況や地面の高さ、傾斜具合、土、砂利、コンクリート、アスファルトといった地面の種類など、設置を予定している場所は様々な状態や条件になっている。ガレージの種類によっても異なるが、事前に専門家に相談すれば、ある程度のアドバイスをしてもらえるはず。その際土地の図面や撮影した写真を用意しておくといいだろう

仮に傾斜した土地や柔らかい砂利の土地でも、整地したり、ブロックで高さを調整したり、コンクリート基礎
を設置することで、ほとんどの場合ガレージの設置は可能だ

ガレージのサイズはどのくらい必要?

快適なガレージライフを送るために、ガレージサイズの決定は非常に重要。ただし実際に必要なガレージサイズは、入れるバイクの数や大きさだけでなく、ガレージ内で何をしたいかによって変わる。大切な愛車を安全に保管するという目的だけなら、比較的小さいサイズでも良いが、ガレージ内で整備をする人や、ソファやテーブルを置いてくつろぎたいという人は、スペースが許すなら大きめのガレージをチョイスしておくといい。

ガレージの中にはバイクだけ入れればいい、という人もいるだろう。工具やソファも設置したいという人もいるだろう。当然それぞれ必要な広さは違う

まずは愛車のサイズを知ろう!

まずはガレージに入れる愛車のサイズを知る必要がある。ここでは比較的大きいツーリングモデルのサイズを紹
介しているが、サイドスタンドを使ってバイクを止める場合、バイク自体が傾斜するため、ここに紹介したサイズ以上のスペースをバイクが占有するので注意。さらに将来、カウルやサイドバッグを装着する予定がある人は、部品が占めるスペースも考慮しておこう

ガレージは決して安い買い物ではない。また大事な愛車を守るための設備だ。そのため導入には将来を見据えてしっかりとした検討をする必要がある。家を建てる人ならビルトインガレージを採用することができるが、ほとんどの人は設置式のガレージになるはず。さらに今後引っ越しの予定があるのかや、車両の買い替えや増車を考えている場合は、サイズを考慮する必要がある。いずれにせよ、不明点や疑問点はプロに相談して、後悔のないガレージを導入したい。

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