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2025 キング・オブ・ザ・バガーズREPORT/2~#33カイル・ワイマン選手が開幕戦を制覇!!

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3月6日から8日の週末、フロリダ州デイトナにある「デイトナ インターナショナル スピードウェイ」で2025年シーズンの開幕戦が開催された。キング・オブ・ザ・バガーズは、ここ数年“1開催につき2ラウンド行う方式”を採用しており、全14ラウンドが行われる。その注目の開幕戦、結果はいかに!?

デイトナ インターナショナル スピードウェイのキモが最大傾斜角31°の“バンク”をもつオーバルコース。キング・オブ・ザ・バガーズは、バンクのあるオーバルコースを走る高速セクションと、オーバルコース内に設けられた低中速コーナーを組み合わせたインフィールドセクションの両方を利用した複合コースで競う。路面のグリップもほかのサーキットと比べて高いとはいえないために難易度が高いうえに、バンクを走る際はフルスロットルで入っていかなければならず、ライダーの度胸も試されるサーキット。しかし#33カイル・ワイマン選手はこのデイトナのコースを得意としているのだ

1周3.56マイルを12周する予選で、1分49秒383というラップレコードを更新してトップに立ったのは、#33カイル・ワイマン選手。元「Moto GP」ライダーで、今シーズンから「HARLEY-DAVIDSON×DYNOJET」ファクトリーレーシングチームより参戦し注目を集める#38ブラッドリー・スミス選手は予選4位、同じくチームメイトの#43ジェームズ・リスポリ選手が予選5位でフィニッシュ。これは3台とも十分に表彰台圏内。幸先のいいスタートを切ったといえるだろう。

金曜日に開催された【ラウンド1】、ポールポジションからのスタートで13台のバイクをリードしたのは#33カイル・ワイマン選手。最初のコーナーで、チームメイトの#43ジェームズ・リスポリ選手と「S&S/INDIAN MOTORCYCLE」のライダー、#76ロリス・バズ選手(元Moto GPのベテランライダー)がホイールを接触させ、両者はコースアウトし、そのままリタイアとなってしまったが、#33カイル・ワイマン選手はオープニングラップで1分49秒672という予選に迫るタイムをマークし、それを追いかける24年度のチャンピオン「S&S/INDIAN MOTORCYCLE」の#1トロイ・ハーフォス選手とチームメイトの#38ブラッドリー・スミス選手との差を広げた。レースはそのまま#33カイル・ワイマン選手が2位に2.602秒差をつけて快勝!! 2位には#38ブラッドリー・スミス選手が入り、シリーズ初戦から「HARLEY-DAVIDSON×DYNOJET」ファクトリーチームによるワンツーフィニッシュという快挙を達成した。3位には「SDI RACING/INDIAN」の#45キャム・ピーターセン選手が入っている。

2025年シーズンのラウンド1は見事「HARLEY-DAVIDSON×DYNOJET」ファクトリーチームによるワンツーフィニッシュを達成!!

MotoAmerica Mission King Of The Baggers レース結果~デイトナレース1

1位 #33カイル・ワイマン【HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム】

2位 #38ブラッドリー・スミス【HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム】

3位 #45キャメロン・ピーターセン【SDI RACING/INDIAN】

ラウンド1はこちらで見ることができます

土曜日の【ラウンド2】は、レース序盤から#33カイル・ワイマン選手(HARLEY-DAVIDSON×DYNOJET)、#1トロイ・ハーフォス選手(S&S/INDIAN MOTORCYCLE)、#43ジェームズ・リスポリ選手(HARLEY-DAVIDSON×DYNOJET)、#76ロリス・バズ選手(S&S/INDIAN MOTORCYCLE)らがトップグループを形成、#33カイル・ワイマン選手と#1トロイ・ハーフォス選手が何度もリードを奪い合うハーレーVSインディアンのガチンコバトルを展開した。#43ジェームズ・リスポリ選手は5周目でインフィールドセクションでコースアウトし、惜しくもリタイアとなってしまったが、#33カイル・ワイマン選手と#1トロイ・ハーフォス選手は、その後もホイール・トゥ・ホイールのレースを繰り広げ、ついに最終ラップ、ライダーたちがハイスピードでバンクに入っていくと、#33カイル・ワイマン選手がトップを奪い、バックストレートのシケインからエキサイティングなライディングで#1トロイ・ハーフォス選手との差をわずかに広げ、実に0.056秒の僅差でフィニッシュラインを通過。トップから0.884秒遅れで#76ロリス・バズ選手が3位でフィニッシュ。まさに手に汗にぎる名勝負を繰り広げた。

レース後、#33カイル・ワイマン選手は「デイトナでのレースが大好き。そのビクトリーレーンほど最高な場所はありません。特にラウンド2は本当に素晴らしいレースになりました。『HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム』が、本当に素晴らしいロードグライドを私に与えてくれたので、2回勝利することができました」と語った。#33カイル・ワイマン選手は、特にこのコースとの相性がいいのか、2023年から始まったデイトナで開催されるキング・オブ・ザ・バガーズで5連勝を成し遂げている。

MotoAmerica Mission King Of The Baggers レース結果~デイトナレース2

1位 #33カイル・ワイマン【HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム】

2位 #1トロイ・ハーフォス【S&S/INDIAN MOTORCYCLE】

3位 #76ロリス・バズ【S&S/INDIAN MOTORCYCLE】

ラウンド2はコチラで見ることができます

14ラウンド中2ラウンドを消化した時点で、#33カイル・ワイマン(HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム)が50ポイントでシリーズポイントをリード。次いで#1トロイ・ハーフォス(S&S/INDIAN MOTORCYCLE)が28ポイント、#38ブラッドリー・スミス(HARLEY-DAVIDSON×DYNOJETファクトリーレーシングチーム)が26ポイント、#29タイラー・オハラ(S&S/INDIAN MOTORCYCLE)が23ポイント、#78カイル・オンゾグ(TAB PERFORMANCE/INDIAN)が22ポイントで続いている。

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