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H-D2025年モデルの隠し玉!? 「CVOロードグライドRR」が登場!!

ハーレー2025年モデル CVO ロードグライドTRR

H-D社自らがカスタマイズを施した限定生産の「CVO」シリーズの中でも、本当にごくわずかの限定131台、しかもアメリカの一部の認定正規ディーラーでしか入手できない、超プレミアムなモデルが発表されたことをご存じだろうか!? 「ハーレーダビッドソン」の122年という長い歴史の中でも最もパワフルかつダイナミック、そしていまアメリカで多くのファンを熱狂させているロードレース、「ミッション・キング・オブ・ザ・バガーズ」に参戦中のレーサーで培ってきた技術をふんだんに盛り込んだ「CVOロードグライドRR」がデビューした。CVOならではのぜいたくなカスタムディテールはもちろんのこと、エンジンにはレーサーに搭載されているものと同等と思われる「スクリ―ミンイーグル131」を搭載し、並外れたパフォーマンスを発揮する究極の一台といえるだろう。

サーキットからインスピレーションを得て、それをストリートに落とし込んだモデルがこのCVOロードグライドRRであり、まさに究極のパフォーマンスを発揮します。公道で合法的に楽しめる最高峰の“パフォ-マンスバガー”(注:現在アメリカ西海岸を中心に流行しているカスタム・スタイルで、ツーリングモデルをベースにレーサー的なカスタムを施したものを指す)を作り上げたのです

ハーレー社の会長兼CEO兼社長のヨッヘン・ツァイツ氏が語るとおり、フルチタン製エキゾーストを備えた131エンジンをはじめ、前後のオーリンズ製サスペンションや各部のカーボンパーツなど、市販車とは思えない装備が特徴。価格もケタ違いの11万ドル(注:日本円で約1640万円前後)。日本の国内市場に導入されることはなさそうだが、非常に気になる一台だ。

RRの注目ポイント1・レーサーを彷彿とさせるスタイリング

H-Dファクトリー レーシングチームのマシンに採用された2025年シーズンのカラーリングにインスパイアされたグラフィックデザインを採用。ルックス面からもハイパフォーマンスぶりをアピールする。外装全体のH-Dらしいソリッドレーシングオレンジと、フェアリングから燃料タンクに入れられた「スクリ―ミン イーグル」の象徴的なグラフィックがレーシーさを強く打ち出している。また、ボディワークの一部からはカーボンファイバーの織り目がのぞき、パフォーマンスも匂わせつつ所有欲をも満たす秀逸なデザイン。131エンジンには、リフターチューブとロッカーボックスにオレンジのハイライトを施して、スポーティさが漂う仕上がり。加えてフロントホイールのリムにはレッドの「CVO RR」のレーザーエッチングを施し、スペシャル感をアップしている。

RRの注目ポイント2・エキサイティングな“131エンジン”

エンジンは排気量2147ccの「スクリーミン イーグル131」を搭載。現行モデルに搭載されているOHV方式のVツインエンジン「ミルウォーキーエイト」の中でも最もパワフルに調整され、最大出力は5750回転で153ps(114kW)を、最大トルクは4750回転で204Nmを発揮する。豊かなトルクを幅広いパワーバンドで伝達するべく、大容量インテークとカムシャフトによって低回転域から豊富なトルクを発生させ、レッドゾーンの6500回転までよどみなく上昇するフィーリングを実現した

エアクリーナーは重量を抑えつつ、ライダーの足の自由度を考慮して設計されたスクリ―ミン イーグルのハイフロータイプ。何度も洗って再使用できる点もうれしい。そこからエンジンへと向かうインテークは、68mmのスロットルボディとアルミ製マニホールドを備え、出力向上に貢献。マニホールドは可能な限りスムーズな空気の流れを実現するため、吸気ポートに正確に一致するようにCNC機械加工されているのもポイント。バルブ径もインテーク42mm、エキゾースト34mmとなっており、通常のミルウォーキーエイトよりも2mm大きくして流量を向上させている。またカムシャフトも0.550インチのバルブリフト量を備えた独自のものを採用。トルクアップに貢献している
ファクトリーレーシングチームで実戦テストされ、スムーズなシフト操作と耐久性を実現するように設計された「スクリ―ミン イーグル レーシングキング6トランスミッション」を採用。シフトドッグのバックカット角度を変更することでギアのかみ合いを改善しているほか、ギアとシャフトにはショットピーニング加工を施すことで強度を高めている。また加速性能を高めるべく、ファイナルドライブのスプロケットに30T(ノーマルのロードグライドは32T)を採用しているのも興味深い
軽量化を考慮したエンジンカバーがファクトリーレーシングチームと同じアルミ削り出し。プライマリーカバーはリーンアングルを深くするための形状となっているほか、冷却フィンが追加されていることもポイントだ。クラッチバスケットは、アメリカ産の高強度7075アルミニウムから切削し、MIL-SPECアルマイト仕上げを施すなど、摩擦ディスクのチャタリングによる摩耗や運動損失を減らすべく、精密な公差で設計されている
マフラーはアクラポビッチ製の軽量なフルチタンで、チタンファイバーエンドキャップとカーボンファイバーエキゾーストシールドを装備。標準仕様のミルウォーキーエイトと比較して約4.5キロ軽量に仕上げている。高流量設計によってエンジン性能を解き放ちつつも、騒音を抑え、50州の排出ガス規制に準拠。音質にもこだわることで加速時の爽快なサウンドも実現している

RRの注目ポイント3・レーシーな足まわり

前後のサスペンションは、プレミアムレース仕様のフルアジャストタイプを装備。また、車高が2インチ上がるように設計されており、リーンアングルの増加に伴ってアグレッシブなコーナリングが可能に。リーンアングルは右36度、左35度で、「CVOロードグライドST」と比較して左右に3度増加している。

サスペンションメーカーの名門、「オーリンズ」とH-Dファクトリーレーシングチームのパートナーシップによって開発された径43mmの倒立式フォークを採用。リバウンド/コンプレッションダンピングの調整が可能なことはもちろん、プリロード調整によって、ライダーの体重と好みの車体姿勢などに合わせて調整できる。摩擦を減らすマイクロポリッシュ仕上げのインナーチューブによって、スムーズな動きを実現する一方、「加圧TTX25カートリッジテクノロジー」によって安定感ある減衰を維持し、タイヤの接地感を向上。アルミ削り出しのトリプルクランプもフロントフォークのパフォーマンスを最大化し、レースで実績のあるジオメトリーと、強化された強度対重量比を両立するように設計されている
レース用ロードグライドと同様のテクノロジーを備えたリアショックを採用。リバウンド/コンプレッションのダンピングが調整可能なほか、プリロード調整などを使用して、ライダーの体重と好みの車体姿勢に合わせてサスペンションを設定できる。ショック長は14インチ(375mm)だが、エンドアイによって+8/-2mmの範囲で調整可能。リアフェンダーとサドルバッグの間に顔を出すリモートリザーバータンクは、オイルとガスを分離することで厳しい条件下でもリアショック性能を維持することに貢献する
高度なコンピューター支援エンジニアリング技術を駆使してH-Dファクトリーレーシングチームのレース用ロードグライドのために設計されたアルミ削り出しスイングアームを装備。ノーマルのロードグライドに採用されているスチール製スイングアームよりも10%剛性が高く、10%軽量、加えて路面状況に合わせた正確なハンドリングに貢献する。220ポンドの6061アルミニウムのニウムの塊からCNC加工で削り出し、18ポンドのパフォーマンスパーツへと変貌を遂げているのだ

RRの注目ポイント4・ハイパフォーマンスなブレーキシステム

優れたフィーリングとパフォーマンスを実現するブレンボ製のブレーキコンポーネントを装備。フロントは「GP4-RX CNCキャリパー」と「T-Drive320mmフロントローター」を採用。ブレンボが特許をもつT-Driveシステムは、「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」といった最高峰のレースのために開発されたもので、ラジアル方向とアキシャル方向の両方で完全にフローティングすることで、ローターとキャリアの接触領域間でトルクをより効率的に伝達して軽量化を実現。比類のない安定性と「MotoGP」マシンに近いブレーキ性能を兼ね備えています。また、高い強度を誇る削り出し2ピースキャリパーは、放熱性の高いニッケルメッキ仕上げのほか、4つの径32mmの4つのピストンで制動力の向上をはじめ、安定したパフォーマンス、優れた操作性を実現。リアブレーキも同じくブレンボ製で300mmローターに4ピストンキャリパーを装備。

これらの優れたコンポーネントに加えて、予期せぬ状況や不利な路面状況でもライダーに安心感を与える「ライダーセーフティエンハンスメント」を装備。これは、加速、減速、ブレーキング時であれタイヤのグリップ力を常に安定化させるための電子制御システムで、最新のシャシー制御、電子制御ブレーキ制御、パワートレイン技術を利用。システムは以下の機能をしなえているので安心だ。

  • コーナリング電子制御ブレーキ(C-ELB)
  • コーナリングABS(C-ABS)
  • コーナリングトラクションコントロール(C-TCS)とモード付き
  • コーナリングドラッグトルクスリップコントロール(C-DSCS)
  • 車両ホールドコントロール(VHC)
  • タイヤ空気圧監視(TPMS)

RRの注目ポイント5・各部の重量を抑えて軽量化を実現

ハンドリングの向上はもちろん、燃費やブレーキ性能にも影響を与えるため、レーサーにとって軽量化は最重要項目といえる。CVOロードグライドRRは、パフォーマンスを底上げするため、チタン製のフルエキゾーストマフラーをはじめ各部のカーボンパーツ、さらには業界初のカーボンファイバーとケブラーレイアップをフェアリングやサドルバッグに用いたほか、各種アルミ削り出しパーツやアルミ鍛造ホイールなどを用いることで、重量をCVOロードグライドSTよりも約23キロ軽量に仕上げている。

RRの注目ポイント6・バリエーション豊かなライドモード

モーターサイクルがもっている性能特性とテクノロジーの介入レベルを電子的に制御する、さまざまな「ライドモード」を用意。各ライドモードは、「パワーデリバリー」、「エンジンブレーキ」、「コーナリングアンチロックブレーキシステム(C-ABS)」、「コーナリングトラクションコントロールシステム(C-TCS)」の組み合わせで構成されていて、ハンドコントロールに備えた「MODEボタン」によってライドモードを変更可能だ。各モードを選択すると、そのモードを示すアイコンがディスプレイに表示される。

  • ロードモード:バランスの取れたパフォーマンスを発揮する日常の使用を目的としたモード。これは、スポーツモードよりもアグレッシブなスロットルレスポンスながらミッドレンジのエンジン出力が少なく、C-ABSとC-TCSの介入がバランスよく行われている
  • スポーツモード:フルパワーと俊敏なスロットルレスポンスで、モーターサイクルの潜在能力をダイレクトかつ正確に体験できるモード。C-TCSの介入レベルを低く設定し、エンジンブレーキを増加させている
  • レインモード:雨の中を走るときやトラクションが損なわれたときであっても、ライダーが恐怖を感じないようマイルドに設定されたモード。スロットルレスポンスと出力、加速速度を大幅に抑制するようにプログラムされ、エンジンブレーキは制限され、最高レベルのC-ABSとC-TCSの介入が選択される
  • 4つのカスタムモード:各カスタムモード内で、ユーザーがタッチスクリーンを使用して、特定の範囲内でエンジントルク特性、エンジンブレーキ、スロットルレスポンス、C-TCSおよびC-ABS介入の組み合わせを選択できる
  • トラックモード:ドライトラック/クローズドコースでのライディング用に特別に設定されたモード。H-Dファクトリーレーシングチームのレーサー、カイル・ワイマン選手による入力と、レーストラックにおけるトルク伝達の最高の感触のためのスロットルマッピングを組み合わせて開発。これによって、コーナー出口でスムーズなスロットルレスポンス、そしてフルパワーを発揮。電制御によるブレーキが無効になり、独立したリアブレーキ機能と一貫したフロント・レバーのフィーリングが可能になる。ライダーによるコントロールが大部分を占めるとはいえ、C-ABSとC-TCSの介入はレベルを下げて設定されている
  • トラックプラスモード:ドライトラック/クローズドコースで最大限の制御を求める経験豊富なライダーを対象にしたモード。トラックモードならではのパワー供給に加えて、トラックプラスモードは電子的にリンクされたブレーキを完全に無効化し、ライダーが両方のブレーキを完全に独立して制御できるようなる。C-ABSセッティングでは、介入のレベルがさらに低下し、ブレーキングやアグレッシブなシフトダウン時の後輪のスリップが大幅に増加するため、ライダーによるコントロールがさらに求められる。ライダーのスロットル操作を忠実に再現し、直線加速とコーナリング加速の両方を最大化するべく、C-TCSは、最も低いレベルに設定されている

RRの注目ポイント7・ほかにも垂涎なディテールが随所に!!

リーンアングルを増やすため「グランドアメリカンツーリング」シリーズ特有のフットボードタイプではなく、スポーツモデルのようなフットコントロールを装備。ライディング中のシフト操作とブレーキング操作がよりダイレクトにできる位置、そしてコーナリング中に路面と接地しにくい位置に備えられている。アルミ削り出しによって重量も軽く、レースに対応したスタイルを実現する
レーシングマシンにインスパイアされたシルエットのシートを採用。着座位置がマシンをコントロールしやすい位置になるほか、変更されたフットコントロールに伴ってスポーティなライディングポジションを実現。着座位置は通常のロードグライドよりも約1インチ高くなり、フットコントロールまでの位置も快適に。ストッパー部が隆起した形状は、アグレッシブなライディング中でも腰の位置を保持するのに役立つほか、燃料タンク後部にパッドを配置。急ブレーキ時にライダーをサポートするほか、内モモが積極的に使えるようになるのでコーナリング中に身体を安定させることが容易になる
6インチのライザーに「モトバー」を組み合わせたハンドルまわり。通常のロードグライドと比較するとライダーはより直立した姿勢になる。ロードグライドの純正ライザーよりライザーは2.2インチ高く、モトバーは純正ハンドルよりはるかにフラットな形状。車体が抑えやすく、スポーティなライディングがしやすいポジションになる
プレミアムで新しいオーディオシステム、ロックフォード フォズゲート社製のステージⅢを搭載。フェアリングにはひとつあたり250ワットRMSで迫力のサウンドを実現する6.5インチスピーカー(アンプは4チャンネル、500ワットRMS)を装備。スピーカーにもレーシングオレンジのトリムリングとグリルインサートを配し、CVOロードグライドRRのレーシーな雰囲気に自然と馴染む仕上がり
12.3インチのタッチスクリーンディスプレイには独自のSkyline OSを搭載した一連のインフォテインメントテクノロジーを表示。Wi-FiとBluetoothにより、ユーザーがもつ各種デバイスやヘッドセットへのワイヤレス接続ができ、Apple CarPlayとの連動も可能。Over The Air(OTA)ソフトウェアアップデートは、システムがWi-Fiネットワークに接続されていれば、Skyline OSを介してダウンロードできる。ワイヤレスヘッドセットもひとつ付属

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