【ハーレー2022年モデル】注目はコレだ!! ~その1
“ハーレーダビッドソン2022年モデル”の全貌が明らかとなり、ディーラーでは既に予約販売がスタートしたが、気になるのは最新ラインアップの内容だ。日本では空冷スポーツスターが絶版になったことで、今年度はそれに代わる新しいモデルが続々とラインアップされるのではないか……とクラブハーレー編集部では予想していたのだが、“まさかのNEWモデル”が登場。そのほかのモデルも、細部が変更してより魅力的になるなど、 ますます見逃せないラインアップとなった。では、2022年モデルは何に注目すべきか!? という点を明らかにしていこう!
「ST」の名を冠したNEWモデルがデビュー!!
今年度新たに登場したのは、これまで「CVO」シリーズにしか搭載されていなかった117エンジン――、つまり最も大きな排気量の最強エンジンを搭載し、モデル名に「ST」の名を冠した3機種だ。これはまさに、いまアメリカでレースが開催され熱視線が集中しているカスタムのカテゴリー“パフォーマンスバガー”そのもの。ブロンズの足まわりにシンプルなカラーリングという硬派なルックスなど、まさしくカスタムシーンのトレンドを体現したモデルだ。
かつての「FXRT」を彷彿とさせる今年度の大本命!! 「ローライダーST」
1986年に登場した「FXRTスポーツグライド」を彷彿とさせるフォルムは、間違いなく現在のカスタムシーンを意識したもの。しかし、単なるFXRTレプリカと一線を画す独自のフェアリングで注目度が高いことはもちろん、高速クルーズでも効果バツグンなことは間違いない。また、現行ラインアップの「スポーツグライド」にも採用されているサドルバッグを採用して使い勝手も向上。117エンジンはもちろん、通常より長いリアショックを備えることで、トルクフルな走りとクイックな操縦性を実現。スポーティに走れる新感覚クルーザーだ!!
まさに“パフォーマンスバガー”そのもの! 「ロードグライドST」
フレームにマウントされたフェアリングによる優れた操縦性から、近年ますます人気が高まっているロードグライド。いまアメリカで注目を集めているレース「キング・オブ・ザ・バガーズ」の出場車両も、そのほとんどがロードグライドという人気っぷりだ。その“ST版”は、スポーティな短いフロントフェンダーや角張った形状のソロシートなど、現在のパフォーマンスバガーのトレンドを巧みに落とし込んでいることが特徴。あえて採用されたオーソドックスなテールランプも魅力といえるだろう。
ロードグライドSTの主な特徴
ミルウォーキーエイト117エンジンを搭載
フロントフェンダーは軽快なショートタイプ
ソロシートを採用
ベーシックなサドルバックを装備
懐かしのテールライトを採用
硬派なツアラー乗りを目指すならコレ!! 「ストリートグライドST」
ブラックで引き締まった車体に、ロッカーカバーの一部とホイールをブロンズ仕上げとした走り屋好みの硬派なルックスが魅力。エアクリーナーもパフォーマンスを匂わせるエルボータイプを採用するなど、カスタムのトレンドもしっかりと落とし込まれている。また、ここ数年定番となっていたエクステンドタイプではなく、ベーシックなサドルタイプをあえて採用し、バンク角を確保するなど、通好みなディテールが“硬派なハーレー”を好むユーザーの心理を見事に捉えているといえるだろう。
ストリートグライドSTの主な特徴
ミルウォーキーエイト117エンジンを搭載
フロントフェンダーは軽快なショートタイプ
ソロシートを採用
ベーシックなサドルバックを装備
懐かしのテールライトを採用