ハーレーで行くキャンプ 焚火の片付け方法
キャンプへ行ったら必ず焚火をしたいと思う人は多いはず。そんな楽しい焚火もルールに沿ったやり方でないと、トラブルの原因になることもある。
キャンプブームの昨今、休日はキャンプ場や野営地がクルマやバイクで一杯になり、ところどころで焚火をしている光景を目にするが、夕方になると、撤収した後の場所に、そのまま燃えカスが放置されていたり、禁止されているのに直火をして、そのまま帰ってしまったりという事例もあるようだ。これらが原因で、火事になったり、開放されていた場所が閉鎖になってしまったということが実際に起こっている。
みんなで使う場所なのだから、キャンプをしたら、「来た時よりも美しく」を目標に、使った場所はキレイにして帰るのがキャンパーのキホン。そこで、今回は焚火の後片付けについて解説。燃え残った
薪は火消壺を使って消す方法が一般的だが、バイクの場合、積載量の関係で持っていくのは大変。そこでアルミホイルと新聞紙を使う方法を紹介。燃えカスを捨てる場所がない場合や、野営地に行ったときに試してみてほしい。
薪を完全に燃やし尽くすのがポイント
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焚火の片付けは余裕をもって行うのが◎。撤収の1 ~ 2時間前には薪を燃やし尽くしておきたい。片付けをする時に灰の上に手をかざしてみて、熱が下がっていたらOK。もしまだ熱い場合は炭を崩すなどし、できるだけ灰にしてしまおう
炭や灰は火を消して持ち帰るのがキホン
焚火後に残る灰は、自然に還るから放置していいと思っている人は意外に多い。薪が完全に燃え切ってできる灰は畑などの肥料として使われるものだが、多すぎると地面に悪影響を与える。また、炭を使った場合、土に埋めるのは絶対NG。炭は灰とは違う物質で、地中で分解できないと言われているのだ。
1.新聞紙に水を含ませる
新聞紙を4 ~ 5枚重ねてまんべんなく水を含ませる。水を吸っていないところがないくらいにヒタヒタに
2.アルミホイルを広げる
新聞紙の大きさよりも広くアルミホイルを敷く。後でくるむので、何重かに重ねておくのがコツ
3.ホイルの上に新聞紙を敷く
地面に敷いたアルミホイルの上に水を吸わせた新聞紙をホイルからはみ出さないように置く
4.火が消えているのを確認
薪が燃え切って、自然に火が消えている状態が理想。熱さを感じない程度になっていれば大丈夫だ
5.新聞紙の上に灰を捨てる
新聞紙の上に灰を撒く。この時勢いがよすぎて灰が舞わないように注意して行う
6.焚火マットの灰も捨てる
焚火マットなどに落ちている灰も一緒に処分する。焚火した場所に燃えカスが残らないように
7.灰に水をかける
水が外に流れないように注意しながら水を少しずつかけていく。「ジュ」っという音がなくなるまで続ける
8.水をなじませる
水を灰にまんべんなくかけたらスコップやトングなどで炭を砕きながら水が浸透しているか確認する
9.アルミホイルごと丸める
少し放置して、火が完全に消えたことが確認できたら外側のアルミホイルを巻いていく
10.中身がもれないように丸めて持ち帰る
ボール状に丸めたら、ホイルをさらに追加するなどして、空気が入らないようにする。こうすることで
万が一火がついていても消火される。この塊は持ち帰り、各自治体の定める方法で処分しよう