ライディングギアをDIYで修理しよう 革ジャン編
ハーレーに乗る時に身に着けるライディングギアは身に付ければ付けるほどに愛着が増していく。でもそれだけ長い間身に着けていると経年変化して「味」が出てくるが、それが劣化や傷である場合も多く、修理しないと壊れてしまったり、劣化が進んでしまう。
本来ならリペアを専門にするショップにお願いするのが確実だが、あえてここでは自分の手で愛用品をリペアしてみることにする。今回は穴が開いてしまった革ジャンだ。
素人でもできるリペアの方法を紹介していく。ただし、リペアの仕方はケースバイケースなので、すべてこの方法で直せるわけではない。あくまで自己責任で行ってもらいたい。
穴の開いたレザージャケットを修理する
今回リペアするのはこちらのレザージャケット。背中に針金を引っかけてしまい、穴が開いてしまった。この穴を埋め、着色し、傷を目立たなくする。
準備するもの
手順1 補修するところの汚れをおとす。
布を指に巻いて、レザー用のクリーナーを数滴たらして穴が開いている部分をクリーニングし、レザーの表面にあるオイル分を取っておく
手順2 穴のほつれ部分を切り取る
なるべく穴を広げたりすることなく修理したいので、穴の周辺のほつれ部分のみをマイナスドラバーの先などで切り取る
手順3 布をカットして穴の中に差し込む
端切れ布を穴の大きさの倍ぐらいの大きさにカットする。細いドライバーを使って穴の中に詰め、レザーとライニングの間で広げる
手順4 レザーと布の間にボンドを流し込む
布の上に乗せるようにレザー用ボンドを注入。そこに切れたレザーをかぶせ、ハンマーで平らにする
手順5 色が剥げたところに塗料を塗る
ボンドが乾いたら、レザー用インクをスポンジに取り、少しずつ叩くように色が剥げた部分を塗る
完成! レザーの傷が目立たなくなった!
インクが乾いたら完成! 遠くから見るとほとんどキズがわからない。インクをできるだけ広げないのが目立たなくするためのコツだ
傷の部分のレザーを切ったりボンドを付けたりと、常に緊張しながらの作業となったが、何とか目立たなくなるという目的は果たせた。きれいに修繕するコツは、焦らずにじっくり時間をかけて行うこと。
愛用のレザージャケットに傷がついてしまったという人はお試しあれ!
※何度も言いますが、自己責任でお願いします。