ライディングギアをDIYで修理しよう ブーツのソール編
ハーレーに乗る時に身に着けるライディングギアは身に付ければ付けるほどに愛着が増していく。でもそれだけ長い間身に着けていると経年変化して「味」が出てくるが、それが劣化や傷である場合も多く、修理しないと壊れてしまったり、劣化が進んでしまう。
本来ならリペアを専門にするショップにお願いするのが確実だが、あえてここでは自分の手で愛用品をリペアしてみることにする。今回はブーツのソールだ。
ただし、今回修理するのはカカトの部分のみ。オールソール交換が必要な場合はプロにお願いしよう。
ヒール部分にソールを追加する
これまで2回ほどソール交換をしているブーツ。全体的にはそれほどソールは減っていないものの、ヒールだけがかなり薄くなってしまっている。
使う道具はコレ
靴用瞬間接着剤
靴用ボンド
交換用ソール
STEP1 ソールの剥がれを瞬間接着剤で固定
ソールをチェックしてみると、減りだけではなく、アウトソールが剥がれかけていた。そこで、アウトソールとミッドソールの間をヤスリで削り、古い接着剤を取ってから靴用の瞬間接着剤を塗って固まるまで押さえる
STEP2 ソールを1枚追加する
ソールの貼り付ける面にゴム専用ボンドをまんべんなく塗り、30分ほど置いて表面を乾かす。次に貼り付ける位置に合わせてブーツを置き、体重をかけるようにして圧着させる。さらにより強力に接着させるため、プラスチックハンマーを使って叩いて、細かい部分も圧着させていく。
STEP3 余分な部分をカット
丸一日乾燥させて、完全にソールに接着できたら、余分な部分をソールの縁に沿ってカットしていく。間違ってもとからついているソールを切らないように気を付けて作業を行おう。
完成!
ヒールだけにソールを追加したことで、カカトのグリップがよくなっている。ソールの厚みのぶんヒールの高さも少しだけ高くなった。
履き心地はどうか?
履き心地はいたって普通だが、ステップに足を乗せた時のグリップがよくなった気がする。なにより目立たなく自然に仕上がった。
ホームセンターで手に入るものを使ってできるDIYでのソール修理。より完成度の高さを求めるなら、何回かや
ってみる必要がありそうだ。接着剤の硬化に1日かかるものもあるが、どの作業も1~2時間でできるので気軽に始められるので、ソールが減ってしまっている人はお試しあれ!