雨や日焼けで色ヌケした、愛用ライディンググローブのツヤを復活させたい!
グローブは雨や汗など、常に汚れや臭いのもとにさらされている。レザーグローブはメンテフリーと思ったら大間違い。通気性が悪く、雑菌を繁殖しやすいので除菌が必要なのだ。洗いと色抜け対策をマスターしよう。
革でもガシガシ水洗いして汚れを除去
レザーを水で洗うことに抵抗がある人は少なくないはず。確かに革が劣化しそうで怖い気もするが、しっかり汚れを落として完全乾燥する前に油分を加えておけば問題なし。むしろ洗わずに汗や脂と蒸れの中で雑菌を繁殖させたままの状態をキープするほうが危険。専用の洗剤を使って、正しく安全にレザーグローブを綺麗にしよう。
ミズタニ
レザーウォッシュEX
3080円
こうしたレザー用洗剤を使用して、洗っていく
まずはグローブを両手にはめたまま、専用洗剤を手に少量たらし、タライの水を使ってグローブ同士を擦り合わせるようにして洗う
洗剤での洗いが終わったら、タライの中身を綺麗な水だけに変えてすすぐ。洗剤が残らないように流したら、軽く押すようにして脱水する
グローブを干す場所に困っている人は針金のハンガーを写真のように曲げれば、簡単にグローブ用ハンガーの出来上がり。中が開くような形にすれば風通しもいい
色ヌケは靴墨で補色する
レザーグローブは運転中も負荷がかかりやすいので、長く使っているとレザーが退色してくることがある。それはそれで味と言えばそうなのだが、やはり行き過ぎるとチープに見えてしまうのでそんな時は靴墨で補色しておこう。乳化製オイルを含む靴墨を使えば、オイルアップも兼ねて一石二鳥だ。
何年もノーメンテで使い続けた結果、何色かもわからない謎の色に育ったレザーグローブ。オイルを入れていないので、乾いて縫製も傷んでいるように見える
ブートブラック
シュークリーム
3080円
靴墨入りのクリームをウエスに少量とって、退色している部分のレザーに伸ばすように塗り込む
ブラックのシュークリームは捕色効果のある乳化性クリームなので、退色していない部分にも使える
靴墨を塗ったことによって見事にブラックレザーを取り戻した。油分を含んでいるので、色が入っただけでなくしっとりとした質感に仕上がっている