STを買い逃した人は必見! ローライダー エルディアブロが登場!!
いまカスタムシーンで流行しているのが、通称「RTカウル」を取り付けた「スピードクルーザー」というスタイル。まさに、それそのものといったスタイリングに多くの人が共感し、発売されるや即売り切れ状態となったモデルが「ローライダーST」だ。そんな人気モデルをベースに、プレミアムなペイントを施した限定車両が、このたび発売となる「ローライダー エルディアブロ」。果たしてどんなモデルなのか!? その魅力を紐解いていこう。
ベースモデルは入手困難なローライダーST
ローライダーSTといえば、発表されてすぐディーラーに注文が殺到し、日本入荷分が瞬く間に完売してしまったという大人気モデル。ほしくても今すぐの入手が難しい状況に、悔しい思いをしている人も多いことだろう。そんな折に発表されたとあって、この限定モデルが気になって仕方ないという人も多いハズだ。
そもそもローライダーSTとはどんなモデルかといえば、ミルウォーキーエイト最大排気量(1923cc)となる117エンジンを搭載。パフォーマンスを重視しつつも、近年流行しているスピードクルーザーカスタムの最新トレンドである「RTカウル」と呼ばれるモノによく似た大型フェアリングを備えたほか、簡単に着脱できるサドルバッグを装備するなど、現在のパフォーマンスの高さはもちろん、H-Dカスタムシーンの流行や実際の利便性のよさも考慮したモデル。走りがよくてツーリングでも便利。さらにシンプルな単色のペイントも硬派でカッコいいというワケで、現在大人気となっているのだ。
一つひとつ手作業で仕上げられるスペシャルペイント
今回発売となるローライダー エルディアブロは、コロラド州ゴールデンにある「Gunslinger Custom Paint」の職人によって手作業で仕上げられたプレミアムな塗装が特徴。ブライトレッドをベースに、レッドサングロを重ねて塗る、“2度塗り”によって深みのある色味を表現しつつ、さらにそれをペールゴールドのピンストライプによって引き締めている。ローライダーSTと見た目に大きく違うのはこのカラーリングだが、単色ベースのSTとはひと味もふた味も異なった雰囲気となった。
職人によって手間暇かけて塗装しているだけに、全世界で限定1500台のみ。そのためタンクコンソールのバッジには、1500台であることを示すシリアルナンバーが誇らしげに刻まれる。日本には139台が販売される予定というから、希少なモデルになることは間違いない。
ヴィンテージを復刻する「アイコンコレクション」
昨年から新たにスタートした限定生産の復刻シリーズ、アイコンコレクションの第2弾が、今回発売となるエルディアブロだ。第1弾はショベルヘッド時代の“FLH”を復刻した「エレクトラグライド リバイバル」であったことは記憶に新しいが、その2弾のモチーフとして白羽の矢が立ったのが、1983年に登場した「FXRTスポーツグライド」。スピードクルーザー人気によって改めてその良さが見直された「FXR」シリーズの中にあって、あまりにも大きなフェアリングが付いているだけに、完全に異色の存在だったワケだが、だからこそ、その個性に惹かれ、最近になってRTカウルを取り付けるハーレー乗りが増えたという背景がある。そんなRTカウルブームを受けてデビューしたのがローライダーSTだが、そのリスペクトとして、そもそもの原点であるFXRTスポーツグライド復刻へとつながったのだろう。
限定モデルならではのプレミアム感
ローライダーディアブロを眺めてみると、往年のFXRTそっくりであることがわかるだろう。しかし当時のデザインのまま復刻したのではなく、プレミアムな塗装と情報量の多いグラフィックによって、よりスペシャル感を高めている。原点を匂わせつつも、ペイント技法に凝ったチョッパーの雰囲気をも感じさせる仕上がり。ここ数年、すべてを真っ黒にする傾向にあったハーレーだけに、かなり新鮮に感じる人も多いのではないだろうか。
また、オーディオを装備することでローライダーSTとの明らかな差別化が図られている。ロックフォードフォズゲート社と共同開発のパワフルなアンプによって最高水準のサウンドを実現。Bluetoothデバイスとの接続やアプリ連携による車速に応じたハンズフリー音量調整も可能だ。
このモデル登場を記念し、発売日である9月17日に“富士スピードウェイ”で開催される「BLUE SKAY HEAVEN 2022」にて、ハーレー唯一の日本人デザイナー、長尾大介氏をゲストに日本初公開・展示イベントが行われる。気になる人はぜひチェックすべし!
9月17日(土)から全国の正規ディーラーにて販売開始!!
ローライダー エルディアブロ 410万3000円