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日頃からやっておきたいブーツのメインテナンスの方法

ライディングギアの中でも特にハードに使われるブーツ。ギアチェンジによるアッパーの擦れを始め、路面からの飛び石、突然の雨など、様々なダメージを受けるからこそ、日頃のメンテは大事。そこで定期的に行うだけで、ブーツをいい状態に保つことができるメンテ方法をご紹介。

 

ブーツの基本的なメインテナンス

ブーツのメンテはクリーナーで汚れを落とし、革に栄養を与えることが大前提。ただこのブーツのようにオイルなどの頑固な汚れはなかなか落ちるものではない。そこで、これもひとつの味だと考え、活かすほうが理にかなっている。このケースは本体と汚れのコントラストが強すぎるので、茶のクリームと黒のワックスを使うことで、全体を馴染ませるのがポイント。

編集部員の私物であるレッド・ウィングのペコスブーツ。破れこそないが、表面がかなり乾いており、汚れている状態。革の割れを防ぐためにも保湿するのが大事。こうなる前に定期的にメンテしておく方がよいのはブーツの状態を見れば明らか


ギアチェンジをくりかえしたことで、アッパーには黒ずんだような汚れがついてしまった。しかし今回はこの汚れを味として活かすメインテナンスを行っていく

 

使用する道具はコチラ。ペコスブーツには茶のクリームと黒のワックスを使用する。ブラシはホコリ落としと仕上用の2種類を用意しておきたい

 

では、実際にメインテナンスを行っていこう

 

①履きジワを伸ばすために、まずはシューキーパーを入れるのが第一ステップとなる

 


②レザークリーナーを使って表面の汚れを落とすことで、補色の効果も高まる

 

③ウエスを指に巻き付け、クリーナーで全体を磨いていく。これだけでも印象が変わる

 

④次に革に栄養を与えるクリームを全体に塗っていく。今回はブラウンのクリームを使用

 

⑤色あせた箇所もあり、ムラがあったので、全体のトーンを揃えるためにクリームを塗る

 

⑥仕上げ用に光沢の出るワックスを使う。黒ずんだ汚れが多いので、ブラックのものを

 

⑦特に汚れのひどかったアッパーには念入りにワックスを入れる。これでグッと味が出た

 

⑧最後にブラッシングをすることで、光沢感が出て、ワックスとクリームが均等になる

まるで別のブーツだと思うくらい復活したのがひと目でわかる。アッパーの汚れは、ブラックのワックスと茶のクリームを使ったことで全体と馴染み、いい味に変化している。この作業を定期的に行うことで、ブーツをいい状態に維持することができる。

 

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