【ハーレー2024年モデル登場!】今年度の大注目、「ストリートグライド」と「ロードグライド」はどう変わった!?
さる1月25日、ついに2024年モデルの総ラインアップが発表された。今年はどんなハーレーが登場したのか興味津々な方も多いのでは!? そこで、今年度の大注目モデル「グランド アメリカン ツーリング」の2機種に的を絞って紹介しよう。
【2024 STREET GLIDE】伝統を継承しつつ、すべてをアップデート!!
従来までのシルエットを踏襲しつつも、細かい造形をリニューアルしたことで、まったく新しい印象となった新型ストリートグライド。これは見た目だけではなく、風洞実験によって造形を決定しており、高速走行時の快適性も格段に高められている。昨年登場した「CVOストリートグライド」と同じ外装だが、新設計のホイールやエアクリーナーなどで、CVOとはまた違った印象になっている点も興味深いところだ。
【2024 ROAD GLIDE】性能&機能面も充実し、最先端のツアラーへと進化!!
グランド アメリカン ツーリングの人気モデルが、昨年登場の「CVOロードグライド」と同じ外装をまとって全面リニューアル。従来のデュアルヘッドライトも、ハーレーとしては十分個性的だったが、新たに採用されたターンシグナル一体式のLEDヘッドライトによって、その個性がさらに強調されたといえるだろう。もちろん、フェアリングをはじめとした各部の造形を見直したことで整流効果も抜群。眺めてよし、乗ってよしの実力派ツアラーへと進化を遂げた。
走りのステージをランクアップする充実の装備
回転計や速度計など、メーター類をすべてパネル上で再現する「TFTカラータッチスクリーン」を採用。それに伴ってハンドルスイッチも複数のボタンを備えたタイプに変更された。もちろんタッチパネルやボイスコマンドにも対応している。
排気量1923ccのミルウォーキーエイト117エンジンを搭載。カムカバーが昨年登場したCVOとよく似た形状になっていることからCVOと同様に「VVT（可変バルブタイミング）」機構が採用されていると思われる。冷却方法を見直したことで熱対策も万全。その内容が発表されていないので、水冷なのか油冷なのかは不明だが、おそらく排気バルブまわりに冷却ライン（CVOは水冷式）を通すことで熱対策が施されたと思われる。またエアクリーナーケースの形状はCVOとは異なる独自の形状となった。
CVOとは異なり、正立タイプのフロントフォークに従来通りのH-D純正ブレンボキャリパーの組み合わせだが、新設計のホイールによって印象は大きく変わった。オーソドックスな5本スポークながらスポークに表情をもたせたほか、コントラストカットを採用することでスポーティかつ高級な雰囲気を醸し出している。
