世界初! ハーレーX350&X500のカスタムが登場!!【YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2023】
12月3日に開催された「YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2023」において、ハーレーダビッドソン ジャパンが出展。中免で乗れる話題のモデル「HARLEY-DAVIDSON X350(価格69万9800円)」と「HARLEY-DAVIDSON X500(価格83万9800円)」の新しい2機種のカスタム車両を発表した。これが世界初となるカスタムだ。
X350は、日本におけるハーレーシーンを牽引してきた老舗「HOT-DOCK CUSTOM CYCLES」のビルダー河北啓二氏に依頼。もともとフラットトラッカーが好きだという河北氏だけに、より洗練されたレーサースタイルにカスタマイズした。主に足まわりなどのシャシーには手を加えず、タンクやシートの変更がメインだがイメージは激変。灯火類を外せばそのままレーサーとして使えそうな仕上がりだ。
フラットトラッカー「XR750」をオマージュしたタンク、そしてそこから流れるようなラインでつなげられたシートの造形になどから十分に“ホットドックらしさ”が感じられる出来栄え。小型化されたタンクやスリムなシートによってかなりレーシーな印象となった。右側に2本出しとしたマフラーや、踏ん張りやすい位置へ移動したステップなど、なかなか本格的に仕上げられている。
X500は、近年のカスタムシーンで類稀なるセンスを発揮し、存在感を放つ「WEDGE MOTORCYCLE」のビルダー二平隆司氏に依頼。主に国産旧車ベースのストリートカスタムを得意とする仁平氏だが、まさにWEDGE流といえるシンプルなカフェレーサーにカスタマイズ。そぎ落としていったようなシンプルかつソリッドなマシンは、まさしくストリートレーサーだ。
こちらもシャシーはノーマルだが、ショートタイプのマフラーに換装。タンクもノーマルをリペイントしたに留めているが、シートレールを新造して作成したシートによって、カフェレーサーシーンのトレンドといえるショートボディを実現した。このシートレールはメインフレームにボルト留めとしているため、純正のテールまわりとごっそりと入れ替えることで簡単にこのスタイルを構築できるという。カスタムのしやすさも考慮して製作したそうだ。
外装パーツの換装によって印象が激変するXシリーズ。今後、モーターサイクルのカスタムシーンで見逃せない存在になっていくかもしれない。