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【注目のハーレー2024年モデル】今年のSTシリーズはCVOで登場!!

ハーレーダビッドソン 2024年モデル ロードグライドST

ラインアップの中でもハーレーの象徴といえる存在の「グランド アメリカン ツーリング」シリーズ。サドルバッグの積載装備や大柄で安定感のある車体など、いわゆるヘビー級のツアラーだが、現在アメリカで注目を集めているのが、そんなヘビー級ツアラーで競う「キング・オブ・ザ・バガーズ」というロードレースだ。ゆったりした走りをイメージさせるツアラーをベースに、あえてサドルバッグを備えたままレーシングマシンに仕立て、大きな車体をゆらゆらと揺さぶりながら、「ハーレーダビッドソン」と「インディアン」というアメリカンモーターサイクルを代表するメーカーがバトルを繰り広げる、実に愉快で痛快なレース。そして、その人気を受けて誕生したのが高性能なパーツで走りの性能を高める「パフォーマンスバガー」と呼ばれるカスタム。昨年までラインアップされていた「ロードグライドST」と「ストリートグライドST」は、そんな人気を受けて登場した、ハーレー自らが作り上げた純正パフォーマンスバガーだったのだ。

CVO ROADGLIDE ST 544万2800円 レイブンメタリック(左)、ゴールデンホワイトパール(右)

そんなパフォーマンス志向のSTシリーズだったが、今年度はハーレー社が自らカスタマイズしているプレミアムなシリーズ「CVO」として登場。深いソロシートや高めのライザーにスポーティなハンドルバーを組み合わせたシルエットはもちろん、倒立タイプのフロントフォークやラジアルマウントのブレンボ製ブレーキキャリパーなどのレーサーと見紛う装備は、まさにアメリカ西海岸で流行中の「パフォーマンスバガー」そのもの。エンジンもST専用のチューニングが施され、ハーレー史上過去最高の126馬力を発揮。さらに各部に軽量な部品を採用し、車両重量を抑えた超本気仕様となった。今年のSTはかなりヤバいぞ。

昨年登場の「CVOロードグライド」や「CVOストリートグライド」に採用された「ミルウォーキーエイトVVT121」と同じエンジンに見えるが、これはこのモデルのために専用チューニングを施した「ミルウォーキーエイト121ハイアウトプット」。ファイナルドライブも見直したことで加速性能を高めている
高めのライザーにモトクロスバーを合わせる、パフォーマンスバガーの定番カスタムを落とし込んだハンドルまわり。タンクコンソールには鍛造カーボンファイバー複合材を採用して見た目のワンポイントかつ、車体の軽量化に貢献している
バネ下重量を抑えるべく、Y字スポークのレーシーなホイールにウエーブスタイルのディスクローターを採用。フロントフェンダーはカーボン製、さらにブレーキキャリパーはブレンボ製ラジアルマウントと、まったくハーレーらしくない(!?)雰囲気だが、パフォーマンスバガーとしては究極といえる装備だ
チタン製シェルと鍛造カーボンファイバー製エンドキャップを採用することで軽量に仕上げられたマフラーや、同じく鍛造カーボンファイバー複合材を使ったシートカウルなどで、車両重量は「CVOロードグライド」と比較して13kgもの軽量化を実現。また、サドルバッグ上にチラリと見えるリアショックのリザーバータンクなど、かなりの本気仕様であることがうかがえるはずだ

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