バイクで行くキャンプに最適なハンモック
ハーレーで行くソロキャンプだから、できるだけ荷物はコンパクトに、と心がけていても、あれを作って食べたいとか、こんな風に過ごしたいなど、やりたいことが多いほど荷物は増えてしまう。そんな荷物の中でも特に場所を取るのがテントやシュラフ、タープなど布系のアイテムやポール類だ。しかし、今回使ってみるハンモックで泊まることにすると、荷物はテント泊に比べて半分ほどになる。もちろん重量もかなり軽くなるため、ハンモックはツーリングキャンプにはもってこいのアイテムなのだ。ちなみにハンモックはだいたい3000円~ 1万円ほどのものが多く、テントよりも圧倒的にリーズナブルで、挑戦しやすいキャンプスタイルといえる。
ハンモック単体だとこのぐらいの大きさ。サドルバッグにも余裕で収まるサイズだ
ちなみにハンモック泊する場合は事前にキャンプ場に使用可能か問い合わせよう。張りやすい幅で木が立っているサイトがある場合、指定して予約を。またフリーサイトの場合、木があるサイトが取れないと、その日寝れなくなるので注意。
ハンモック泊では布系アイテムが少なく済む上、ポール類はほぼナシ。ペグはタープに付属しているもので十分だし、荷物の容量はほぼ1/3程度。さらに重量もかなり軽量になる。バックで持っても負担にならない。
張るのも超簡単! わずか10分で設営完了!?
1.木の間にハンモックを敷く
まずはハンモックを張る木を決めて、強度があるかどうかをチェックしてから、ハンモックを木と木の間に敷く。
2.木にタオルを巻いてロープを張る
木を傷めないように、タオルなどでしっかりと保護をしたうえでハンモックを引っかけるためのロープを木に固定する。
3.ロープの先にハンモックを接続
ロープの先にハンモックの先端をカラビナなどで留める。ロープの長さが調整できるものはここで長さを決めておく。
4.ちょっと高いぐらいが◎
乗った時に地面につかない高さが理想的。ただあまり高く張りすぎても、上り下りするのが大変になってしまう
5.さすがに高すぎたので、ちょっと下げる
高さの調節は木に巻いたロープを上下させることで行うが、結構手間なので、できるだけ最初の時点でちょうどいい高さに張りたい。
6.試しに寝てみる
試しに寝てみると結構快適。今回使っているハンモックは蚊帳がついているので、虫を気にせずに眠れそう。
さらに快適に寝るための工夫を
1.寝袋を仕込む
もちろんハンモックだけでも寝れなくはないが、より快適に寝るために、シュラフと併用するのがオススメ。
2.マットは寝袋の中へ
テントの場合、シュラフの外に置くマットをあえてシュラフの中に入れる。これなら寝ている間にズレる心配もない。
3.タープを張る
さらに現状ではハンモックの上に屋根になる部分がない。そこで、ウィングタープなどコンパクトなタープをハンモックの上に張る。
4.ハンモックの屋根になるようにタープを張る
ハンモックに被せるようにしてタープを張り、地面に2カ所ペグを打ったら完成。設営時間約10分。かなり時短でできた!
設営完了!
撮影したこの日はハンモックで寝てみたが、予想以上に快適。蚊帳が付いているから虫の心配も
ないし解放的で、自然の中にいるなって実感できる。ただ、夏はいいけれど、寒い季節はちょっとツライかも。とはいえブラブラ揺られて眠るのは気持ちいいし、荷物は減らせるしで、ハンモック泊はバイクでのキャンプとの相性、かなりよさそうだ。