純正シートの加工で乗りやすさを向上させる【トライジャ】

トライジャが展開するシートのウレタン加工は、ノーマルの雰囲気を崩さずに足つきが向上するため、
シート高の高い車体に不安を抱えるライダーに大好評！
そんなシート加工は、トライジャの職人の高い技術があるからこそ実現する。

問い合わせ／トライジャ　TEL072-970-3110　https://trijya.com/

すべては乗りやすさのために

　シートはバイクの操作のしやすさを左右する重要なパーツ。ハーレーの場合、欧米人に合わせた車体と走行中のクッション性を重視しているので、シートはやや厚めに作られている。そのためノーマルで足つきが悪いモデルも少なくない。そうした足つきの悪さの解消に有効なのが、ウレタン加工だ。
　トライジャでは、様々な表皮を使ったり、きれいなステッチワークを施したオリジナルシートを展開しているが、同時に純正シートのウレタン加工も行っている。
　このウレタン加工は、単純に薄くすればいいというわけではない。クッション性が必要な部分まで削
ってしまうと、乗り心地が極端に悪くなることもある。そこでトライジャでは、足つきに影響のある部分のみを削り落とし、おしりが当たる部分のクッション性が損なわれないような形にする。さらに表皮もノーマルのものを、加工したウレタンに合わせて裁断、縫合して張り直すので、見た目はノーマルとほぼ同じなのに、足つきは抜群で乗り味は変わらないというシートが出来上がる。
　この純正シートのウレタン加工は現在トライジャで受付をしているが、今後は全国のハーレーディーラーでもオーダーしやすくなるので、足つきに不安を抱えている人は要チェックだ！

トライジャのシート加工は全国のH-Dディーラーでオーダーすることも可能。基本的には純正シートのシートベースと表皮を流用するので、スタイルを変えずに足つきが向上する

どの部分をどれだけ削ればいいかは企業秘密だが、ちょうど太ももが当たるあたりのウレタンを減らすことで、足が地面に着くのをシートのフチが邪魔しないようにする

ウレタン加工の際は表皮の加工も行う。これはカットする分をマーキングしているところ

表皮を張りなおした時にシート裏側の革が余らないようにカットしておく

ミシンで表皮を縫い合わせる。できるだけシワにならないように丁寧に縫製

縫製した表皮はウレタン加工したシートにかぶせてタッカーで止めていく

↑ノーマル

↑加工品

純正シートのウレタン抜きの加工は3万円～。HDディーラーで発注可能

さらに乗り心地をよくするための加工も可能

ウレタンを削ることでクッション性が落ちる場合がある。その際にはさらにウレタンの増設や別素材の追加なども可能だ

ウレタン増設

身長が低い人の場合、腰が当たる位置にウレタンを追加して、着座位置を前にすることでステップに足が届きやすくなり、足つきも向上する。ノーマルの表皮を使う場合は10 ～20㎜の範囲でウレタンの追加が可能

ゲル埋め込み

ウレタンを削ることでクッション性が低下するのを防ぐためゲルや低反発素材を追加できる。ゲルはウレタンとは違った独特なクッション性をもち、バイクの振動による坐骨への衝撃を緩和してくれる

アイコンコレクションのバディシートも加工で乗りやすさUP

ハーレーの復刻シリーズ、アイコンコレクションの一部では、バディシートを採用しているが、
着座位置が高いという声も多い

こちらのモデルやハイウェイキングはバディシート仕様。乗りやすさのためにシートを交換するという手もあるが、加工であれば、このモデル特有の趣を残せる

Before

After

エレクトラグライドリバイバルのシートを加工。シートの下部にサスを備えるバディシートはノーマルのままでは大柄な人でも足がつきづらいが、加工によって改善される