ハーレー乗りのマストアイテム・ブーツの基礎知識 その2
ブーツは足を守るギアでありながら、ファッション要素も強い。レザージャケットと並んでハーレー乗りが手に入れておきたい定番アイテムだが、これがかなり奥が深い。今回はブーツならではの用語や、ブーツ選びの時に知っておいた方がいい部分を紹介していく。
今さら聞けないブーツのあれこれ
例えばブーツをオーダーする時、どのパーツをどんな仕様にしたいのか、ショップへ正確に伝えるためにはブーツの各部の名称を知っておく必要がある。そこで、これだけ覚えておけば何とかなる的なブーツの専門用語を解説。ハーレー乗りにとって定番のプルオンタイプとレースアップタイプから見ていこう。
プルオンブーツ
エンジニアブーツやペコスブーツなど、筒状のシャフトに足を差し込んで履く形状のブーツの総称
① トップバックル ② シャフト ③ ライニング ④ インステップストラップ
⑤ カウンター ⑥ ミッドソール ⑦ ヒール ⑧ アウトソール ⑨ トゥ
レースアップブーツ
布や革製のシューレース(靴ひも)で編み上げるタイプのブーツ
① プルストラップ ② シャフト ③ カウンター ④ ミッドソール
⑤ ヒール ⑥ 羽根 ⑦ アイレットフック ⑧ シューレース ⑨ アイレット
⑩ ライニング ⑪ トゥ
そのほか知っておきたいブーツのディテール
インソール
ブーツの内側の、足の裏が直接触れる部分。履き心地にも影響するため肌触りがよく、強度の高い革が使われている
ソール
地面に接する部分。レザーやゴムが使われるが、摩擦により減ってしまうので、長い間履く場合、定期的な交換が必要
ウェルト
ブーツの内部への水の浸入を防ぐために取り付けられるパーツ。ブーツの製法の区分はこのウェルトの付き方も重要な要素
コバ
重ね合わされたウェルト、ミッドソール、アウトソールを縫い合わせたところで、外側に露出している部分
シャンク
土ふまず部分。内部にはアウトソールが沈みこまないための補強であるスチールシャンクと呼ばれるプレートが内蔵される
バックステイ
ブーツを成型した際に縫い目が出る部分を補強するために貼られる革。メーカーによってステッチのデザインなどが異なる
ライニング
ブーツの裏地のこと。シャフトやヴァンプの内側にもう1枚レザーや布などを張ることで、強度や保温性、履き心地を高める
スチールトゥ
つま先の保護のためにトゥの内部に鉄のトゥキャップを入れる。鉄の他にも強化プラスチックなどを入れる場合もある
これらの用語を知っておけば、ブーツを選ぶ時の助けになるはず。ひと通り把握しておき、ショップを訪れよう。