キャンプツーリングに使えるストーブを自作する その3
真冬のキャンプにあると便利なストーブを自作。前回完成したロケットストーブを実際にキャンプで使ってみる。その使い勝手やいかに?
ホームセンターで手に入れた材料で製作したロケットストーブ。思いのほか上手にできた。今回はキャンプの際に実際に使ってみて、その使い勝手を検証していく
1、ストーブを置く台を設置する
工業用のJ型と丸型のペグを組み合わせてストーブを置く台を作る。まずは丸型を4本地面に打ち付けて、高さを揃える
上部の穴にJ型ペグを差し込めば即席の台が完成。ストーブを設置する位置の下に焚火マットをあらかじめ敷いておく
台にストーブを設置。ガタつく場合はペグの差し込みの深さを調整すればOK
2、薪を細かく割る
まずは薪を割っていく。ストーブ自体が小さいので、焚火台を使う時よりも細かく薪を割っていく必要がある。できるだけ細くしておきたいので、割りやすい針葉樹の杉などを使うといい。すぐに燃え切ってしまうので、焚き付けが終わったら、徐々に太い薪をくべていくと、途中で消えてしまうこともなく燃え続ける
割った薪をストーブ内に数本入れれば準備完了!
3、火をつけて空気を送る
薪を細かく割り、ストーブ内にくべたら、麻などの火口や周囲に生えている草(乾燥しているものが理想)を使って火を起こす。今回はファイヤースターターで着火させたが、もちろんライターを使って確実に火をつけるのもアリ
火がついたら消えないように少しずつ空気を送り、薪に着火させる。煙が出始めたら様子をみる
4、あとはどんどん燃えてくれる
薪に火がつくとどんどん温度が上がっていく。
煙突は煙が出るものだと思っていたが、ここから直接火が出てくるので、調理などをする際は煙突上部にシェラカップなどを置けばよさそうだ
煙突の横のスペースにシェラカップを置いて、冷えた缶コーヒーを温めてみた。直火に比べて時間はかかるが、バッチリ温かくなった
燃焼効率がいいのか、薪は燃え残らずに完全に灰になってくれるので、網の下に落ちた灰を出すだけと、片付けも簡単。火の調整は工夫が必要だが使い勝手は抜群。かなり優秀なキャンプギア、ぜひ作ってみては?