ツーリングキャンプで使えるクーラーバッグ
だいぶ涼しくなってきたものの、日中はまだまだ暑い。こんな気温の中でのキャンプで心配なのが食材がいたんでしまうこと。そのため、クーラーボックスやクーラーバッグはマストアイテムだが、クーラーボックスとなると、そこそこの大きさがあるので、キャンプツーリングには向かない。となるとクーラーバッグなのだが、何となくボックスに比べて冷えにくいと思われがち。しかし、しっかりしたも
のを選べばクーラーボックス並みに冷えて、食材をいためずに保管できる上、ビールなどもキンキンに冷やしてくれます。それにコンパクトに畳めたり、バッグとして使えたりと、機能的なため、キャンプツーリングピッタリ。
このクーラーバッグをより効果的に使うには、保冷剤を使うのがベター。スーパーやコンビニで売っている氷を入れるのもありだが、場所をとってしまうのと、食材などがパンパンに詰まっていると冷えにくい場合がある。そのため、場所を取らず、効果的に冷やす保冷剤がオススメなのだ。
さらにクーラーバッグに食材を入れるときにはコツが必要。保冷剤をクーラーバッグの上下か左右に1
枚ずつ設置して、食材をサンドするようにするとより効率よく冷やしてくれる。お試しあれ!
今回使うのはコレ
クーラーバック
今回はめちゃくちゃ冷えると評判の「ロゴス」の“ハイパー氷点下クーラーボックス”(Mサイズ)を使う
(※スタッフ私物)
保冷剤
保冷剤は2つ用意。強力な保冷剤は凍るのに時間がかかるので、キャンプの2日前には凍らせておく
(※スタッフ私物)
クーラーバッグは畳んでバイクに積載
このクーラーバッグは薄く折りたためるが、荷物に入れるとかさばるので、シッシーバーにくくりつけた。バーなどがない場合はシートでもいい。また、自宅からキャンプ場への移動は食材を持たないほうがいたむ心配もないし、荷物が最小限で済むため、食材は現地調達がオススメ。まずキャンプ場についたらテントを立てて、貴重品以外の荷物を入れて南京錠などで鎖錠。クーラーバッグだけをバイクに積んで買い物にでかける
食材をクーラーバッグに詰める時のコツ
買い物をしたら、冷やしておかなければならないものを優先にクーラーバッグの中へ。今回持ってきているクーラーバッグは容量が約12ℓと少し小ぶりだが、ソロで1泊2日なら十分なサイズ。とはいえ何でもかんでも入れてしまうとパンパンになってしまうので、飲み物の缶や瓶などはいったん別のバッグなどに入れ、肉や魚など足の早いものを優先的に冷やそう。今回使用する保冷剤のように強力なものは、生の食材を凍らせてしまうこともあるので、食材をクーラーバッグに詰めるときは、入れ方に注意が必要だ
空のクーラーバッグの底に保冷剤を敷く。バッグと同メーカーの保冷剤なので、サイズはぴったりになっている
このクーラーバッグにはフタの部分に保冷剤をセットするためのバンドがついているので、ここに保冷剤をとりつけておく
凍ってもいい肉や冷凍品などを入れる。ただし、キャンプ場に着いてから解凍する予定のものは溶けにくくなるので別の食材を置くようにする
凍らせずにただ冷やすだけの食材(野菜や卵など)は保冷剤に直接触れないように真ん中あたりに置くようにする
さらに凍ってもいい食材を一番上部に置いて、バンドで固定した保冷剤でフタしてファスナーを端までしっかり留める
かなり冷える保冷剤は食材の置き場に注意
食材の配置はイラストのように、保冷剤に近い位置に凍ってもいいもの、遠い位置に凍らせないものを置く。スーパーなどからキャンプ場までそれほどの距離がない場合は、これでOKだが、そこそこ走る必
要がある場合は、氷で冷やすよりもずっと冷えるので、凍らせたくないものはタオルなどにくるんでから入れるようにしたい
再びキャンプ場へ
食材を入れたクーラーバッグをシートなどに固定して、再びキャンプ場に戻り、キャンプを再開。その日の夕食はもちろん、翌日まで食材はしっかり冷えていたので、快適にキャンプが楽しめた