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合法的に交換できるハーレー用カスタムマフラー -Belle’s Performance Exhaust-

ハーレーにおいてマフラーは見た目やパワー、サウンドなど、交換するだけで様々な効果が得られる、カスタムの定番的なパーツだ。一方で、近年の環境問題に対応するため、厳しい規制が定められており、合法的に交換することが難しいパーツでもある。しかし、ベルズパフォーマンスエキゾーストは、日本の厳しい規制をクリアした数少ない合法マフラーなのだ。

ベルズマフラーを製作しているチューニングショップ「シャフト」では、シャシーダイナモを使い、各モデルごとのマフラー開発を行っている。

問い合わせ/シャフトチューニングラボラトリー
TEL 048-501-7893 

http://cycle.shaft-labo.jp

高い性能を引き出す内部構造

ベルズマフラーは合法マフラーであることはもちろん、エンジンの性能を引き出して、より高いパワーやトルクを体感できたり、上質なサウンドを味わえたりすることを目的として開発された。ただし、これらすべての条件を満たすためには、構造や素材など、すべてのバランスが取れた状態である必要がある。ウール材を巻いて消音し、バッフルで排圧を微調整。こうしたトライ&エラーを繰り返し、製品化されたマフラーは、バランスが取れたベストな状態に仕上がっている。

①仕切り板

排ガスが進む方向に壁を作ることで排圧がかかり、低回転域やアクセルのワイドオープン時などがスムーズになり、一般道走行がより快適になる。

②バッフル

仕切り板を備えた穴のあいたパイプで、排ガスの流速などを変化させ、排圧をかけるためのもの。排気音を小さくする効果もある。

③グラスウール

ステンレスウールとガラスを繊維状にしたグラスウールの2層構造は大排気量ゆえの雑味のある音を吸収し、乾いたサウンドが実現する。

④触媒

白金などを原料とする触媒は、排ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)といった有害物質を燃焼、除去する。

⑤ステンレスウール

規制の範囲内で上質な音が出るようにグラスウールの内側にステンレスウールを巻いている。乾いたサウンドを作るとともに、グラスウールの劣化が防げる。

ノーマルのエキパイに触媒を備えていないモデルはサイレンサー側に触媒を入れる必要がある。この触媒は排ガス検査の際に取り付け、申請しているのと同じものを使用している。バッフルの仕切り板はモデルによって最適な位置を設定し溶接されている。

ノーマルマフラーとベルズマフラーの比較 (XL883の場合)

ベルズマフラーは規制をクリアしているだけでなく、常用回転域(2000~3500回転付近)でのパワー、トルクともに上昇する特徴をもつ。つまり普段からパワフルで走りやすい車両に仕上がるというわけだ

合法ってどういうこと?

合法であると認定されるマフラーは、排気ガスに含まれるCO、HC、NOxといった有害物質の値を国際的に決められた数値に抑えつつ、さらに日本独自の騒音規制に適合するように製作され、交換用
として使用が許可されたものだ。こうしたマフラーは純正から交換したとしても、車検を問題なく通せるということが保証されている。

合法マフラーとして販売するのに必要なもの

① 排ガス規制の設定値をクリアしていることとその証明

指定の検査機関で行われる試験によって、マフラーが排ガスをどれだけ浄化しているかを世界基準の数値にのっとって検査する。

排ガス試験に合格したものは証明書(ガスレポート)が検査機関から発行される。ここには対応モデルの年式、型式などの車体の詳細のほか、触媒がどの位置に備わっているのかなどの情報が記載されている。この証明書は車検の際に必要になってくるので、ベルズマフラー購入の際は必ず保管を。

② 騒音規制の範囲内で製作されていることとその証明

マフラーの音量に関しては、日本二輪車用品連合会(JMCA)で騒音に関する試験を受け、規制の範囲内であれば合法マフラーの証明であるプレートが付与される

近接騒音

停車した状態でマフラーの開口部から45度の位置で計測する音のことを近接騒音という。ハーレーの場合はフレームの車体番号のシールに記載されている回転数で計測した際に出る音量が、規定値より下回っている必要がある

加速騒音

専用マイクを設置した走行コースで、定められた進入速度と指定のギアで20mの区間を全開で加速。その際の音量を測定する。平成22年4月1日以降の輸入車の250㏄以上のバイクに装着する場合、加速騒音値は82dB以下と設定されている

近接騒音、加速騒音ともに規定値以下であれば車検対応のアフターマフラーとして販売することが可能となる。その証明として、写真のようなプレートがマフラー本体に付く。ちなみにJMCAでは近接騒音値はノーマルの規制値よりも+5dBまで音量が大きくても騒音規制値はクリアとなる。

年式・モデルごとの対応表はコチラ

https://cycle.shaft-labo.jp/tune_menu/bells.html

違法カスタムの心配もなく、安心して交換ができる。さらに性能やサウンドもよくなるという、いいことずくめのベルズマフラーを愛車のカスタムに取り入れてみてはいかがだろうか?

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