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アイウエアの“レンズ”でツーリングの快適さが決まる! その1

走行中のライダーにアイウエアは必須のギア。防風性を考えればフレーム形状も重要だが、何より視界のクリアさや明るさを左右するのはレンズの性能だ。アイウエアの代表格であるサングラスはブラックのレンズが主流だが、近年は色の波長によって見え方が異なるカラーレンズや、偏光、調光といった環境に合わせて変化するレンズなど、選択の幅が広がっている。ここでは、より快適にツーリングできるよう、自分に合ったレンズを選ぶために知っておきたいアレコレをご紹介。

偏光レンズ

光の入る角度を変えてギラつきを抑える

ブラインドカーテン状の“偏光フィルム”を2層のレンズの間に挟むことによって、視界の上下からの光を遮るという仕組み。この偏光フィルムが太陽光が反射した路面のギラつきや乱反射などを抑えてくれるというわけだ。池などを見た時などがわかりやすいのだが、通常は反射しているような水面も底がはっきり見えるほどに効果がある。

偏光レンズなし

路面の照り返しや水面のギラつきがそのまま見えてしまう。撮影日は曇天だったが、晴天だとさらに眩しく見える

偏光していない状態

カラーレンズは有害な紫外線やブルーライトをカットするので眩しさは抑えられるが、水面の反射は気になってしまう

偏光を効かせた状態

偏光フィルムによって水面の映り込みが消え、水溜りの底もはっきり見える状態。路面のギラつきもかなり抑えられている

調光レンズ

レンズが紫外線を吸収してカラーを変化させる

紫外線を浴びることで、自然とレンズの濃度が変化するのが調光レンズの特徴。夜~曇天~晴天と、紫外線量に応じて濃淡が変わり、その状況下でベストな状態になってくれるので、1日中走り回る日にも1本のサングラスで対応できる

紫外線を照射できるライトを当てると、その部分の色が変わり眩しさを軽減する

偏光調光レンズ

偏光と調光の機能を併せ持つレンズ

光の乱反射を遮る偏光レンズと、紫外線量に応じて濃度が変化する調光レンズ。その両方の特性を兼ね備える一石二鳥のレンズ。晴天時はレンズの濃度によって眩しさを抑え、ギラつきも防いでくれるのでクリアな視界で走りに集中できる。

紫外線で色が変わる調光効果と偏光効果を1枚のレンズでまかなう

次回はカラーレンズの見え方と効果についてご紹介!

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